Quinta-feira, Junho 21, 2007

「好きなんだけどー」って星のフラメンコかい

 わたしゃボサノバやサンバなどブラジルの音楽も大好き。

 なんだけど、歌詞の中で´「Vocé」を連発されると違和感あるなー。歌詞の場合、「あなた」というのはたいがい恋人であったり、そうでなくても親しい事物であったりするよね。そういう人に向かってVocéはないでしょう、と。ファドを聞いていてVocéが出てくることはめったに無い。「Tu」だよね。

 Tuを使わないのがブラジルのポルトガル語なのだから、しょうがないのだけど。そのくせに「Te amo!」なんて目的格は使うんだよね。

 「Com vocé」はもっと違和感がある。「Contigo」と言っておくれって感じ。Com vocé じゃ今いちロマンチックさに欠けるんだなあ。

 この「親称」というのは、ラテン語系の言葉だけでなく、ドイツ語やロシア語にもある。ないのは英語とブラジルのポルトガル語くらいなもの?

 

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Segunda-feira, Junho 11, 2007

津森ライブの話2

 場末の居酒屋などに初めて行くと、店主と常連客ばかりが盛り上がって、一見のこちらには、注文も聞きに来てくれない、という状況に出くわすことある。別に店の主人は、一見客を排除するつもりはないのだろうけど、いつも来てくれる客だけで何とかメシは食っていけるので、自然とそんな対応になってしまうのだろう。

 ファドのライブなど、そもそもあまり大勢の客は集まりにくい。が、一部に根強いファンもいる。この人たち(ってだれのこと)は、何度も来る。いわゆる常連である。奏者たちとも顔なじみなので、ついついお互い馴れ馴れしく、話をするlことになる。常連にとっては、それがうれしいのだが。

 一方、ライブには初めてのお客さんも必ず来る。私はこういう人たちを大事にしたい。せっかく、何かの縁でファドに接したのである。この機会に是非ファンになってほしい。だから、常連ぶってはしゃぐのは出来るだけ控えたい。でも、場を盛り上げるべく、拍手や声援は大いにやりたい。この兼ね合いが、難しいような気もする。要は、ナチュラルに楽しめばいいのだろう。

 津森さんも、一見さんを一層大事にしてね。(していないという意味ではないよ)。サービス精神も天才的な津森さんは、一見客も常連客も上手に楽しませてくれる。でも個人的には、わたしらは放っておいてもいいから、一見さんの心をがっちりつかんでほしい、と期待するのである。

 一般論としては、冷たくされると「せっかくひいきにしてやっているのに」と、ヘソを曲げる常連もいるかもしれない。しかし、そんなことはあまり気にせず、ファン層拡大に努めてくだされ。わたしらは、どんなに冷たくされても着いていくから。(マゾか)

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Sexta-feira, Junho 8, 2007

LとRと…

 2週間ほど前の新聞に、イスラエルでのちょっとした珍事がのっていた。

 日本から来たとみられる男女15人のグループがイスラエルでバスを間違え、パレスチナのユダヤ人入植地にたどり着いた。日本人が苦手な「R」と「L」の違いをうまく発音できなかったらしい。
 一行は、エルサレムの中央バス停から北へ約90キロ離れた町アフラ(AFULA)へ行くバスの乗り場を案内係に尋ねた。「L」の音を「R」のように発音したらしく、案内係は約20キロ北にある入植地オフラ(OFRA)と勘違いした。
 一行はオフラに到着。人口約2700人の入植地にホテルはなく、途方に暮れていたところを、学校の幹部職員ゲアマンさんが見つけて寄宿舎に無料で泊めた。翌朝、一行はアフラへバスで向かったが、連絡先などは残さなかったという。
 ゲアマンさんは電話取材に「40歳前半のグループに見えた。片言の英語で『日本から来た』と言った。困った時に助けるのは当然」と話した。
 ただ、一行が向かったアフラには観光客が訪れるような遺跡もなく、何が目的の旅行なのか、みんな首をかしげている……。

 「L」と「R」の区別は、日本人にとって大難関とされている。でも、それぐらいでつまずいていたのでは、まだまだ。ポルトガル語は、さらに「R」の発音が2種類あるのだから。がんばりましょう。

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Sábado, Junho 2, 2007

TRINDADE

 テレビでちと早慶戦でも見ようと思い、NHK教育をつけたら「日本の伝統芸能 文楽入門」というのをやっていた。講師は浄瑠璃の竹本住大夫(82歳!)と、人形遣いの吉田文雀(79歳!)。

 文楽では、太夫、三味線、人形遣いを三業(さんぎょう)といって、その三位一体となった調和が独自の深い空間を醸し出す。ところが、竹本住大夫が面白いことを言っていた。

 「合わせにいったらあきまへんねん。合わせようと思うたら、かえって合いまへんのや」
 
 ファドも、歌手とギターラ(ポルトガルギター)とヴィオラ(ギター)が絶妙の調和を織りなす。常々興味深く思っているのは、この三者が、けっこう自分勝手に自分の主張をしながらも、結果としてうまく呼吸の合った美しい世界を作っていることだ。楽譜通り正確にシンクロしたオーケストラとは違う、頼もしい味わいがある。素人なら合奏することだけで、精一杯になってしまいそうだ。
 お互いにその個性を立て合いながらも、それ以上に自分の個性を輝かせ、結果として全体の調和を生み出す。素晴らしい世界が、そこにはある。

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Sexta-feira, Junho 1, 2007

津森ライブの話1

 津森あかねさん&エスキーナ・ド・ソンのライブが東京都目黒区の「ぺてぃすこす」で昨日あった。
今回、津森さんは日本語のファドに挑戦した。日本語といっても、ただの訳詞ではない。原曲のポルトガル語の音やリズム感や耳触りを大事にした日本語だ。
 本邦初の試みといっていいだろう。結果は、大成功だと思う。でかした。難しい試みをよくこなしたと思う。津森さんらは、それこそ特許でも申請したらいい。それぐらい画期的な作品だと思う。

 ファドの場合、原詩の意味をなぞって普通の日本語の詩にして歌うと、歌謡曲か演歌みたいに聞こえてしまうのである。ファドの持つ香りが消えていまうのである。かといって、ポルトガル語だけで歌うと、ファドに馴染みのない人には、何を歌っているかちんぷんかんとなる。ファドへの理解を助けるためには、日本語のレパートリーがあることも必要だと思う。
 その点、津森さんの試みは、ファドの乗りやにおいを残しつつ、歌の内容も伝わって来るという点で、効用が高い。 拍手!

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