Terça-feira, Outubro 30, 2007

PETISCOS

 東急東横線の学芸大駅からすぐ。バス通りに面しているのに、何故かひっそりと隠れ家のようにたたずむレストラン「ぺてぃすこす」。

 そばのパチンコ屋の派手な照明に埋もれ、うっかりすると見落としてしまいそうになる。だがここは、数少ないポルトガル料理の名店なのだ。 ポルトガル料理というと東京では近年、「マヌエル」が知られているが、自然のたおやかな味を上手く生かしているという点では、「ぺてぃすこす」の方が正統派といえるかもしれない。

 女性シェフの西山理恵さんは、ポウザーダと呼ばれるポルトガルの国営ホテルで修行した。まさに本場仕込み。女性ならではの感性で素材を生かす。化学調味料は当然使わない。パンはライ麦入りの全粒粉を使った手作り。 塩はポルトガルの天然塩…などなど、こだわり様は並大抵ではない。

 味は素朴。それはポルトガル料理が素朴だから。近ごろ流行りのこじゃれた西洋風料理とは違う。地に足がついている。そのせいかもしれないが、初めて食べたときの驚きは少ない。生き残り競争の激しいこの業界、見栄え優先がまかり通っている昨今では、なおさら地味に感じるかもしれない。

 ところが、不思議なことに一度行くとまた訪れたくなるのだ。店の雰囲気がいいから、ではない。料理が珍しいから、でもない。きっと体に優しいその味を、舌が覚えているからに違いない。素直で自然なその味を、カラダ自体がが求めているのだろう。


 
 ワインは勿論ポルトガル産がずらり。フランスワインに比して、懐にも優しいので有りがたい。

 飽きがこないどころか、何故かやみつきになる美味しさに、地元のリピーターも多い。我々も時々、飲み会に利用している。学芸大駅前の喧騒で雑然とした雰囲気とは裏腹の、隠れ家的な存在は貴重だ。

「ぺてぃすこす」
  東京都目黒区鷹番3-10-8-F
  電話 03-3713-1788
  ディナー 18:00~23:30 (L.O. 22:30)    
  週末ブランチ(土、日) 12:30~15:00 
  定休日  月曜、祝日 

Publicado por Joaquim em 14:42:08
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