ある浜
津森久美子さんとエスキーナ・ド・ソンのみなさんのライブ。昼下がりの西荻窪に行ってきた。
tokiという隠れ家的スポット。私が行くのは今回で2度目だ。10人くらいで満員な感じのこぢんまりした店に、なんと20人ぐらい集という大盛況。真昼間っから酔狂な人が多いなあ。しかし、今回は客に知人おらず。私はおひとり様であった。
みんな神妙に聞いていて、いい雰囲気ではあるが、お寺で法話を聞いているようでようでもあった。拍手のタイミングは、相変わらず遅い。曲が終わってもだれも拍手しないので、みんな寝ているのかと思ったら違った。ギターの弦の余韻が消えるまで拍手しないのであった。それはそれで自由である。
津森さんらのライブは、毎回微妙に工夫されていている。今回は映画音楽を取り入れてみたとのこと。カーニバルの朝(黒いオルフェ)を歌ってくれた。面白かった。
ブラジルの歌なのに、sの発音をちゃんとポルトガル風に「シュ」と歌っていた。こういうカーニバルの朝は、世界でもめったに聞けまい。さらに! Em que virásの部分のEmを「エン」ではではなく「アイン」と発音していた。これぞ志村けん、ではなくリスボン式の発音。ただ、queは「キ」ではなく一般的には「ク」でいいと思うのだがどうだろうか。
それはともかく、私がこの歌を歌う時とほとんど同じ歌い方だったので、大変うれしく、心強い思いがした。
さらに! 津森さんは、映画「リスボン物語」でマドレデウスが披露した「アルファーマ」にも挑戦。tokiのマスターもギターで参加した。おりしも店のスクリーンにリスボン物語が映し出され、ちょうどテレーザが歌っているところをバックに津森さんが歌うという、めったに見られない貴重な光景が演じられた。なかなかのみものでしたぞ。