ミレ
この間書いたブルターニュ地方の「Fest-deiz」。ふと気になってネットで調べてみたら、ウィキペディアに「Fest-noz」というのがしっかり載っていた。それほど代表的な芸能だったのかあ。
アンダルシアといえばフラメンコ、徳島といえば阿波踊り、というのと同じなのか。知らなかった。
deizとnozか。ポルトガル語ならdiaとnoiteですな。ちなみにnoiteというのは、関西地方の言語では「どいてください」という意味だそうだ。noitenkaという場合もある。さらに強い命令表現にしたい場合は、nokankaiと変化させる。状況によってはnoitarankaiと言うことも。さらに強くしたい場合は、末尾にvoké!を付け加えるという。
さて、ブルターニュ地方の隣にあるのがノルマンディー地方。林檎酒や林檎焼酎で有名ですな。地味ぃーな画風でお馴染みのミレーも、この地方の出身。Jean-François Millet。ほら「落穂拾い」とか「晩鐘」とか、あれを描いた画家。
似たような名前で、イギリス人画家のミレイというのがいる。ミレーと区別するためか、ミレイと書いていることが多い。John Everett Millais。狂って川に身を投げた「オフィーリア」の絵が有名だ。
彼はイングランド生まれだが、ミレイ家はなんとジャージー島の名家だそうだ。この島は英領ではあるが、フランスの方が近い。実はノルマンディーとは目と鼻の先。40キロ程度しか離れていない。住民も仏語ノルマンディー方言を話す。 MilletとMillais。つづりは違うが発音は大して変わらず、遠い昔の根は、同じだったのかもしれない。
似たような名前で、北原ミレイという日本人歌手がいる。が、彼女は関係なさそうだ。
ところで、8月の末から渋谷のBunkamuraで英国人画家ミレイの展覧会がある。10月までやっているので、暑さが下火になったら、行ってみようかと思う。
きょうは、趣向を変えて美術の話しを書こうと思っていたのに、内容は美術にならなかった。若いころは画家を志したこともあったというのに……
近所の塾で、フランスはブルターニュ地方の文化を紹介する催しが開かれた。夕方少しだけのぞいてみた。