Sábado, Julho 26, 2008

peixe de bainha

 数日前の深夜、テレビからちらちらとポルトガル語が聞こえてきた。

 NHKの「世界ふれあい街歩き」でマデイラ島をやっていたのだ。BSハイビジョンで放送したものの再放送らしい。

 街を行き当たりばったりに、のんびり歩くユルイ番組である。細い路地のような道に面した庭で、家族7人が食事をしていた。テーブルには、ワインボトルが2本あったが、コカコーラの大きなペットボトルも置いてあった。料理は太刀魚だそうだ。美味そうだ。

 撮影したのは今年の3月。だが全く寒そうではない。ジャカランダの木が紫色の花盛りだ。日本では、太刀魚の旬は夏だそうだが、マデイラは1年中いけるのだろうか。近ごろは、日本の居酒屋でも太刀魚のバター焼きなんぞが、メニューにのっている。うーむ。太刀魚が無性に食べたくなってきた。無償で食べさせてくれるところは、どこかにあるまいか。

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Segunda-feira, Julho 14, 2008

大野のスゝメ

国語学者の大野晋氏が亡くなった。

日本語のハ行の音は、中世においてはファで、上代はパだったという説がある。大野氏も昔、これを華々しく宣伝していた、と記憶している。

傍証の一つにポルトガル宣教師のつくった辞書や日記を挙げていた。現代ならハヒフヘホと発音するところを、Fを使って表記してある。ゆえに、当時はファフィフフェフォと発音していたのだ、という。

感化されやすい私は、幼心にすぐ信じた。

しかし、その後ポルトガル語を学んで気づいた。ポルトガル語だけではなくロマンス諸語は、基本的にHを発音しない。だから、日本語のハ行の言葉を書き写そうとしても、Fを使って書くしかないんだよね。

これで、傍証の一つは音を立てて崩れた。

だからといって「P→F→H」説自体が崩れたわけではない。沖縄の方言では花をファナというなど、ほかにいくつもの論拠があるようだから。しかし、私の熱は冷めてしまった。

大野氏もある時から、この説を声高に唱えなくなった気がする。その代わりいつの間にか、タミル語という新しいネタを見つけてきた。日本語はタミル語に起源があるかも、という説だ。これはこれで立派な研究なので、敬意こそ表すれ、笑うつもりはまったくない。

それはそれとして……

ある海辺の磯に、いくつかの潮溜まりがあったとしよう。その中の潮溜まりAと潮溜まりBで、同じ魚が発見されたとする。しかし、それを以て、AからBにかつて魚が大移動したとはいえまい。BからAも同じこと。

日本人は、民族や言葉の起源探しが好きだ。私も実は好きだ。日本人はいったいどこから来たのでしょう。どこから来たわけでもない。あっちこっちから流れてきただけだ。それを言っちゃあおしまいよ。身も蓋もない。夢もチボーもない。

しからば夢を回復するために、この文を書きながら思いついた新説を紹介する。

日本語の方言は、畿内を中心に同心円上に変化している。アホ・バカ・タワケの分布論とか、名古屋人もみゃーみゃー言うが、岡山人もみゃーみゃー言うなど、枚挙にいとまがない。この同心円現象は定説である。では、なぜ同心円なのか。それが問題だ。

地図を見ると畿内にいきなり爆弾を落とし、その波紋が広がっているように見える。地上に移動したきたルートが見えない。そうである。賢明な読者はもうお気づきのことと思う。当時の畿内の人々は、宇宙から来たのである。

関西人宇宙起源論! この論を用いれば、彼らの奇行の多くを、うまく説明できるであろう。

Publicado por Joaquim em 10:29:36 | Permalink | Comentários (2)