Quinta-feira, Fevereiro 21, 2008

Colin McPhee

 「魅せられた身体 旅する音楽家コリン・マクフィーとその時代」(小沼純一著、青土社)

 ガムラン音楽に魅せられたカナダ出身の現代音楽作曲家マクフィー。1930年代にバリ島に渡ったその軌跡を追った本だそうだ。

 朝日新聞の日曜の書評欄で紹介されていた。「音楽における越境について深く広く考察した書である……音楽というものに本当に国境はないのか? 音楽の越境は、考えられているほど単純なものなのだろうか? 音楽だけでなく、あらゆる分野の国際交流について考えさせられる本である」とは、評者の常田景子さんには失礼ながら、随分おおざっぱな表現。わけが分かったようで分からないので、つい読みたくなってしまった。

 しかし、2520円か。ちょっと高いな。どなたか読んだら貸してくだされ。

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Segunda-feira, Setembro 10, 2007

En attendant Godot

 「ちょっと変わった本。というか、いや、相当に変わった本というべきだろうか」

 という書き出しで「ベケット巡礼」(堀真理子著)という本が紹介されている。英文学者・富山太佳夫氏による書評。昨日の毎日新聞の「今週の本棚」欄に載っていた。

 出だしにつられて、つい読んでみると

 ……例えばこんな話がでてくる。ポルトガルの首都リスボンから電車で30分ほどのところにあるカスカイスという海辺のリゾート地は、どういう理由からか、日本の熱海と姉妹都市である。著者も熱海に住んでいる。そこで、この海辺の町に出かけて、あるホテルに泊まることになる。すると、運よく見せてもらえたゲストブックに、「サミュエル・ベケット、1969年12月」という署名がある。
 著者はそのホテルの近くの「地獄の口」と呼ばれる洞窟を見ているうちに、これこそベケットの戯曲『わたしじゃない』(1972年)の霊感源ではないかと考え始める……
 ……ベケットとユング心理学、ブレヒトとの関係、20世紀のポルトガルを代表する詩人ペソアとの関係(二人ともW・B・イェイツの信奉者であった)。いずれも魅力の尽きないテーマである……

 などなど。ベケットとポルトガルのつながりというのも、なかなか深いものがあるのだなあ。この本は旅の楽しさも巧みにからめているようなので、読みやすいかもしれない。いずれ読んでみたいものだ。どなたか買ったら貸してくだされ。

 それはおいて、「……この本は途轍(とてつ)もない広がりをもっている。このような魅力的な本が出る時代になったのだ」と、この書評は大絶賛で結んでいる。書評委員の富山氏は、青山学院大の教授。著者の堀真理子氏も同じ大学の教授。いずれも英米文学。なんだか手放しで身内の宣伝をしているような印象を受けてしまう。毎日新聞の書評欄が持ち味とする、自由闊達さのゆえか。

Publicado por Joaquim em 10:49:08 | Permalink | Sem Comentários »