Quarta-feira, Fevereiro 13, 2008

津軽弁シャンソン

 津軽弁で歌うシャンソンというのがある。弘前市に住む秋田漣(れん)さんが続けている活動だ。黒人演歌と津軽シャンソン、どちらがおもしろいだろう、などという比較をしては両者に失礼。
 
 もちろんフランス語で歌うのではなく日本語の津軽弁。やっぱり失礼だが、タモリが昔やっていた芸を連想してしまう。寺山修司のものまねだっただろうか。はっきりとは覚えていないが、でたらめなフランス語が東北弁風になっているというようなものだった。津軽弁とフランス語は相性がいいらしい。ポルトガル語と相性がいいのは何弁であろうか。

 是非一度拝聴してみたいものだ!

 秋田さんは、弘前市内で店をやっているそうだ。そこに行けば聴けるはず。風雪のみちのくで杯を傾けながら聞く津軽弁シャンソン。おつではないか。ツアー参加者募集。

 秋田さんの店は
 シャンソン酒場 漣
 青森県弘前市桶屋町16-1   TEL:0172-33-0191
 

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Terça-feira, Fevereiro 12, 2008

黒人演歌

 黒人演歌歌手が現れた。ジェロというペンシルベニア州出身の若者だ。ペンシルベニア州といえば、世界で初めてペンシルが生産されたところだ。いやそうではない、世界で初めてベニヤ板が作られたところだ(どっちもウソ)。

 音だけ聞いていると完全に日本人歌手に聞こえる。恐れ入った。彼のおばあちゃんが日本人であるとはいえ、こんなに完璧とは……

 欧米の音楽を、寸分違わずまねようとする日本人は多い。クラシックはもちろんのこと、ブルース、ハードロックなどなど、キリがない。私のファドもそうだ。が、その逆は少ない。津軽民謡を歌うドイツ人とか、河内音頭を歌うイタリア人など聞いたことがない。

 しかし、そんな人がいたとしたも、日本人から見ると、音楽性の評価より珍しさの方が先に立ってしまうだろう。はっきり言って奇異な感じをまず受けてしまう。要するに大方の人は「ゲテモノ」としてしか受け止めてないのではないだろうか。(日本でファドをうたう某ブラジル人も変人と言えば変人であるかも)

このたびのジェロ君についても、テレビで紹介している様子を見ると、日本人はニヤニヤと、苦笑しながら受け止め方に悩んでいるようだ。歌手として正面から評価するべきなのだろうが、何かおかしさの方が先行してしまう。

 リスボンでファドを歌う日本人は、どう受け止められているのだろうか。日本人は、「演歌は日本人の心」などといって、外国人には分かるものか、と偏狭な思いこみを持っている。ファドについてもポルトガルの人は、日本人以上にこだわりを持っているかもしれない。日本人がファドをうまく歌えば歌うほど、芸達者な猿回しの猿と思われるのではないかと、不安と期待の毎日である。

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Segunda-feira, Outubro 22, 2007

コインブラの響き

 20日、コインブラ大OB合唱団を聞きに新百合ケ丘まで行ってきた。総勢43人のお歴々、白髪、ごま塩、はげ頭のオンパレードであった(もちろん相対的な若者もいるが)。全員、例の黒マント(カーパ)をまとって壇上に並び、これはなかなか壮観だった。一方の客も高齢。アナ・モウラの武蔵野公演より平均年齢はさらに高そうだった。主催が登戸混声合唱団なので、その関係が多いようだ。

 いわゆる合唱曲だけでなく、コインブラ・ファドもギターラ2台、クラシックギター2台を交えてたっぷりやってくれた。セザリア・エボラが「そだー、そだー、そだー」と歌うやつも、「アソーレスのセレナード」としてやってくれた。ポピュラーの「コインブラ(ポルトガルの四月)」は、そんなもん恥ずかしくてやれねえよ、なのかと思っていたら、これもちゃんとやった。ただしコブシの類いっさいなしで、あえてカチカチのアカデミックに歌っていた。外国から来た演者の常で日本語の歌も1曲披露してくれた。「遙かな友に」というお馴染みの曲だ。日本語の発音が上手なのには驚いた。とにかく想像以上に楽しかった。みなさん是非行くべきでしたよ。

 団員の一人、なんとか・バティスタというおじさん(ジョゼ・ミゲルだったかな。だとしたらひょっとしてコインブラ大学病院の産科の先生かな?)は、弟が日本であのレストラン「マヌエル」をやっているという説明があった。マヌエルというとエドワルド・ミラ・バティスタさんのことかな。

 皆さんご承知の通りコインブラ大は欧州最古級の大学で、現在でもエリート大学。いい年をしたおじさんたちが、最後には皆でお決まりの気勢というかシュプレヒコールを上げ、マントを振り回して〆た。この辺が学生っぽくておもしろい。客のおばあさんが「かわいいわね」といって笑っていた。

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Sexta-feira, Setembro 21, 2007

コインブラ大かあ

 コインブラ大学OB合唱団というのが、10月に日本で公演するそうだ。「ぺてぃすこす」にそのビラが置いてあった。

 コインブラ大合唱団のOBのおじさんたちが来るんだね。なんだかものものしそうな。ビラに書いてあるところでは、同大合唱団の創立100年記念コンサートを機に、1980年にOB合唱団が結成された。ポルトガル国内だけでなく、世界各国で演奏会を開いているけど、日本は初めてなのだそうだ。

 コンサートは10月20日(土)に川崎市麻生市民館・大ホールで、開かれる。午後6時開場。同市民館は小田急・新百合ケ丘駅そば。主催は登戸混声合唱団。入場料3000円。

 ビラによると演目は、
 第1部?「男声合唱の豊かな響きを」
  O Vos Omnes
  Just a closer walk
  Alexsander Reag Time Band
  Coro da Primavera
  Balada dos meus amores ほか

 第2部?「情熱と哀愁のファド」
  Vira de Coimbra
  Fado Manasses
  Fado da Despedida
  Coimbra é uma lição ほか

 となっている。 ネットでちょっと調べてみたら、10月23日には仙台でもやるようだ。

 

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Sábado, Junho 2, 2007

TRINDADE

 テレビでちと早慶戦でも見ようと思い、NHK教育をつけたら「日本の伝統芸能 文楽入門」というのをやっていた。講師は浄瑠璃の竹本住大夫(82歳!)と、人形遣いの吉田文雀(79歳!)。

 文楽では、太夫、三味線、人形遣いを三業(さんぎょう)といって、その三位一体となった調和が独自の深い空間を醸し出す。ところが、竹本住大夫が面白いことを言っていた。

 「合わせにいったらあきまへんねん。合わせようと思うたら、かえって合いまへんのや」
 
 ファドも、歌手とギターラ(ポルトガルギター)とヴィオラ(ギター)が絶妙の調和を織りなす。常々興味深く思っているのは、この三者が、けっこう自分勝手に自分の主張をしながらも、結果としてうまく呼吸の合った美しい世界を作っていることだ。楽譜通り正確にシンクロしたオーケストラとは違う、頼もしい味わいがある。素人なら合奏することだけで、精一杯になってしまいそうだ。
 お互いにその個性を立て合いながらも、それ以上に自分の個性を輝かせ、結果として全体の調和を生み出す。素晴らしい世界が、そこにはある。

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Sábado, Março 3, 2007

陰の立役者

 MARIA LISBOA。元気な魚売りの娘の歌である。津森あかねさんもライブでやってくれた。この曲を下敷きにして作られたのが久保田早紀(現・久米小百合)の「異邦人」。ほとんど盗作と言っていいほどで、ファド好きの人の間では有名な事実である。この2曲を、津森さんはつないで歌った。これを聞けば、「異邦人」の原曲が「MARIA LISBOA」であることが、余計な説明抜きで誰でもすぐ分かる。しかし、この2曲をつないで歌うのは、案外難しい。私も昔やってみたことがあるが、そっくりなことが災いしてグチャグチャになり、歌いおうせないのである。津森さんは偉い。

 「ザ・ベストテン」だったかどうか定かでないが、久保田早紀さんが初めてテレビに出たときのことを、たまたま記憶している。見るからに「内気な私にはテレビのような派手な場所は、柄ではないのです」と言わんばかりの恥ずかしげでオドオドした態度だった。(そりゃあそうだろう、パクリで世に出たのだから。と後から思ったものだ)。その時のご本人の説明では、「父が民族音楽が好きで、父のレコードをよく聴いています」とのことだった。

 「異邦人」は、テレビCMで使われたこともあり大ヒットした。それには、あのイントロが大きな役割を果たしていると思う。インドかアラビアが舞台のハリウッド・スペクタクル映画を思わせる雄大さと怪しげな異国情緒が、人々を引きつけた。日本人が好きな「シルクロード」を連想させる浪漫が、久保田早紀の少女的センチメンタリズムを不思議に際だたせた。「ちょっと振り向いてみただけの異邦人」というのも秀逸なフレーズである。惜しむらくは歌詞が2番までしかないことだ。やはりちゃんと3番まで作って欲しかった。

 編曲者こそ陰の偉大な立役者であろう。萩田光雄氏である。慶応のクラシックギター・クラブから作曲家の道に進んだ。「異邦人」のほか、布施明の「シクラメンのかほり」、太田裕美の「木綿のハンカチーフ」など多くのヒット作の編曲を手がけている。

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Sábado, Janeiro 27, 2007

Fairuz

 アマリア・ロドリゲスも勿論好きだが、アラブの歌姫として有名なファイルーズも実は密かに愛聴している。

彼女は1935年ベイルート生まれ。ちょっとハスキーで濃密な甘い声を持っている。今もっているのは恥ずかしながらこの「MAARIFTI FEEK」というアルバムだけ。アマゾンなどを見てみるといくつか輸入版があるようなので、買足そうと思っている。

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Quarta-feira, Novembro 1, 2006

Sofia Barbosa  その2

ソフィア・バルボーザの公式サイトを見ると、「Contrastes」というアルバムがある。2003年に出した自分の初アルバムだろう。しかし、これだけのようだ。

アマゾンのような外国のオンラインショップで検索してみた。 Fnac 、alapage.com 、CDZONE などをあたったが、見つからなかった。もう市販していないということだろうか。

彼女は「ポルトガルのホイットニー・ヒューストン」と称されているらしい。そこまで上手いとは思わない。しかし、少し泥臭いところが魅力である。

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Segunda-feira, Outubro 30, 2006

Sofia Barbosa

前回書いた「CASA DE FADOS」のページにのっていた、Sofia Barbosa(ソフィア・バルボーザ)という若い女性歌手が、ちょい気になる。

ネットで検索してみたが、日本では紹介されていない。CDも日本では売られていないようだ。彼女の公式サイトに紹介されている「生い立ち」によると、1974年10月、リスボン生まれ。両親はカーボ・ベルデ出身。(厳密にはカーボ・ベルデのサンティアゴ島生まれで、すぐリスボンに移り住み、そこで育った)。リスボン会計経営高等学院で会計士の資格をとったが、そんな経歴は捨て、2003年にテレビのコンクール番組で優勝したのをきっかけに、オリジナルCDを出し、プロ歌手として歩み出した…そうだ。2003年に優勝する前から、いろいろなコンクール番組に出ており、アマチュアとしての経歴もかなりなもの。

彼女はファド歌手ではないが、カーボ・ベルデの雰囲気やリスボンの伝統をどことなく感じさせる歌い方に、黒人系ならではの力強さが加わって、なかなかおもしろい。CDをぜひ手に入れてみたいものだが…。

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Domingo, Outubro 22, 2006

ユーチューブ恐るべし

動画投稿の大型サイト「ユーチューブ」。先日、検索大手の「グーグル」が当面の不採算を覚悟で買収することになり、話題をまいた。わたしにはユーチューブなど無縁のものだと思っていた。ところがところが、これがまた侮れない。前述の「マドレデウス」のコンサートの貴重な映像なども、見ることが出来るのである。たとえば

Madredeus – O sonho

しかし、これらの映像は結構アブナイというか、「著作権なんのその」の代物なのではないか。それでも、見てしまうし、投稿する人はする。人間のたくましさと恐ろしさを感じる。

Publicado por Joaquim em 04:28:26 | Permalink | Comentários (2)